北海道原発性免疫不全症・ライソゾーム病・脊髄性筋萎縮症検査のご案内

検査について

新生児マススクリーニングはすべての赤ちゃんを対象に全国で行われていますが、この追加検査は、検査を希望される赤ちゃんを対象に行なわれます(検査費用は保護者負担になります)。

※「新生児マススクリーニングに関する実証事業」の期間中は、原発性免疫不全症・脊髄性筋萎縮症の2疾患の検査は、公費負担で受けることができます。(新生児マススクリーニングと同時に受検する場合のみ。)
実証事業については、北海道札幌市のホームページをご参照ください。





※この検査は、北海道(札幌市を含む)内の医療機関で生まれた赤ちゃんが対象です。新生児マススクリーニングのろ紙を用いますので、新たな採血は必要ありません。

検査の受け方

追加検査を受ける際には、新生児マススクリーニング検査とは別に、この追加検査用の申込書を産科医療機関に提出していただく必要があります。検査セットは北海道内すべての分娩を行っている産科医療機関に配布しています。
産科医療機関で担当の方から検査の説明を受け、案内文書やパンフレットをよくお読みになってお申し込みください。検査申込書は3枚複写になっていますので、必要事項を記入して、「保護者控」をはがし、他の2枚を産科医療機関に提出してください。



検査セット

※パンフレット(A4二つ折り)に、お知らせと検査申込書を挟み込んでいます。

検査の流れ

生後4-6日目にかかとからろ紙に採血します。
採血後、1週間から10日で結果が出ます。
検査結果により以下の方法でお知らせします。
正常な場合、採血から2-3週間後出産医療機関に結果を郵送します。
異常が疑われる場合は、直ちに連絡します。
再検査や精密検査が必要な場合、出産医療機関から電話でお知らせします。
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※新生児マススクリーニングのろ紙を用いますので、新たな採血は必要ありません。
※追加検査の結果は、新生児マススクリーニングの結果と一緒に郵送します。


検査方法

重症免疫不全症検査脊髄性筋萎縮症

 

ライソゾーム病検査

測定原理:

 

測定原理:

ろ紙血中に存在するT細胞由来の環状遺伝子TRECとB細胞由来の環状遺伝子KRECの発現量、SMNたんぱく質を作るSMN1遺伝子の発現量を定量PCRを用いて測定します。
原発性免疫不全症患者の場合、TREC、KRECの低下が認められます。脊髄性筋萎縮症患者の場合、SMN1遺伝子の欠失が認められます。
  ライソゾーム病 5疾患ごとの原因酵素の基質に4-メチルウンベリフェロン(4MU)を結合させ、ろ紙血との反応で生成する4MUの蛍光強度を測定し、酵素活性を測定します。
ライソゾーム病患者の場合、酵素活性の低下が認められます。
原発性免疫不全症・脊髄性筋萎縮症検査の流れ   ライソゾーム病検査の流れ
原発性免疫不全症検査の流れ
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  ライソゾーム病検査の流れ
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検査の問合せ

検査の問合せ

一般財団法人 北海道薬剤師会公衆衛生検査センター
電話:011-824-9414
FAX:011-824-9418