災害時等における水質検査の相互協力に関する協定を締結いたしました。 ( 2015/05/13 )
厚生労働省は平成16年に、水道水質の安全性確保のため、水源から給水栓に至る総合的管理を目指した「水道ビジョン」を策定して、具体的な施策及び工程を示し、これに基づいた「地域水道ビジョン」の作成を水道事業体に推奨しています。
このような状況下、平成23年3月11日の東日本大震災により甚大な被害が発生したことから、各水道事業体は、今後起こりうる災害に対応する施策を検討しています。
当センターでは、水道事故等による水道事業体からの緊急検査に速やかに対応できるよう、24時間以内に検査結果の報告まで行える体制を整えています。
しかし、災害等により水道事業体が損傷を受けるようなことがあった場合は、当センターも損傷を受ける可能性があり、その結果、水質検査が実施できず、道民の皆様への安全な水道の供給が滞ることが十分に考えられます。
当センターで水質検査が実施できない場合に備え、災害の影響が重ならず、また、信頼ができる水質分析機関である「一般社団法人 愛知県薬剤師会」及び「一般社団法人 群馬県薬剤師会」と、災害時等における水質検査の相互協力に関する協定を締結いたしました。協定による総合的な水質検査体制の充実により、道民の安心安全の確保と、水道事業体への信頼性の強化を図る所存です。