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新生児マススクリーニングQ&A
Q1.この検査の目的は?
A1.見かけは元気な赤ちゃんでも、生まれつきの病気を持っていることがあります。そのような病気を、症状が出ないうちに見つけることで、発症を予防し適切な治療に結びつけるための検査です。
Q2.検査は受けなければいけませんか?
A2.検査は強制ではありませんが、検査を受けないで後に病気が発症した場合、赤ちゃんに障害が残る事がありますので、全員の方に受けていただく事をお勧めしています。日本では、1977年から全国実施されている公的事業です。日本で生まれる赤ちゃんのほぼ全員が受けています。
Q3.検査はどのように申込むのですか?
A3.産科医療機関で配布される「新生児マススクリーニングパンフレット(PDF1035KB)」を読み、「新生児マススクリーニング申込書(PDF59KB)」に、必要事項を記入して提出してください。
Q4.実際にどんな検査を受けるのですか?
A4.出生した医療機関で、生後4~6日目に赤ちゃんのかかとから少量の血液を採血し、専用のろ紙にしみ込ませます。採血したろ紙を検査機関に送り、検査機関で対象疾患の検査を行います。
Q5.検査にお金がかかりますか?
A5.検査料は公費負担のため無料で受けられます。ただし採血などに必要な費用は自己負担となりますので、こちらは各医療機関にお問い合わせください。
Q6.検査の結果はどうやって分かりますか?
A6.検査の結果、異常が認められなかった場合は1か月健診時に医療機関から検査結果をお渡しします。再検査や精密検査が必要な場合は、検査結果が判明次第、採血した医療機関を通じてお知らせします。
Q7.再検査と精密検査の違いを教えてください
A7.再検査とは、最初の検査で確実に正常と判断できない時に、念のためもう一度検査することです。再検査は100人に1人程度の割合で必要となります。初回あるいは再検査の結果、疾患の疑いがある場合には精密検査となります。精密検査は専門の医療機関で病気かどうか正確に診断するために行う検査です。ただし精密検査を受けた赤ちゃんが全て患者というわけではなく、患者と診断される割合は精密検査となる赤ちゃん4人に1人くらいです。
Q8.赤ちゃんに病気が疑われた場合、どうなるのですか?
A8.万が一病気が発見されても、速やかに専門的な治療が受けられるように、専門の医療機関・コンサルタント医師、地域の保健師が連携をとって支援する体制が整っています。